ナルシシズム

art_of_loving

こちらは、いつものSalon des centの本棚にあった本。
原書のタイトルは"THE ART OF LOVING"。
直訳すれば「愛するための技術」。
こてこてなタイトルで、内容もそのまんまなんだけれど、おもしろくてお店でついつい全部読んでしまいました。それでは飽き足らず、ブログで紹介するために借りてきてしまいました。

あちこち線が引かれていて、マスターが書きこんだのだろうか?と思って聞いてみたら、お客さんが寄贈してくれたものだそうです。

内容はいろいろ書かれていますが、技術の習得のために必要なことのひとつとして挙げられていた、「集中力」についての記述を引用します。

現代では、集中力を身につけることは規律よりもはるかにむずかしい。なにしろ現代社会では、誰もが集中力に逆らって生きているように思われる。集中力の習得においていちばん重要なステップは、本も読まず、ラジオも聞かず、タバコも吸わず、酒も飲まずに、一人でじっとしていられるようになることだ。実際、集中できるということは、一人きりでいられるということであり、一人でいられるようになることは、愛することができるようになるための一つの必須条件である。もし、自分の足で立てないという理由で、誰か他人にしがみつくとしたら、その相手は命の恩人にはなりうるかもしれないが、二人の関係は愛の関係ではない。逆説的ではあるが、一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なのだ。


独特な書き方だけれど、「集中している=addictionがない」ということのようです。あるいは「敏感であり続けること」ということかもしれません。

少し話は飛びますが、ちょっと前にある人から、「BACのブログにはナルシシズムを感じる」と言われました。
ナルシシズム on wikipedia
言われてみれば、そうかな、とも思うところもあるし、指摘されるまでもなくあえて書いているところもあります。
自己愛についてはこの本でも言及されていたのですが、それについては「ふぅん」くらいの感想でした。たぶん、自己愛自体は必ずしも悪いものではないと思います。

ただ、自分自身に対してaddictionがあるとしたら、ちょっと問題アリかなと思いました。

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コメント(2)

エーリッヒ・フロムの「愛すると言うこと」は私の若い頃の愛読書です。黄色いカバーの本を今でも大事に持っていますよ。感慨深いですね。
 悩み多き若い頃に、自分を客観的に見ることに役立ったバイブルのような本です。
 それにしてもお店で読んでしまうなんてbac君の読解力は大したものね!

MIKOさん
へぇ!そうだったんですね。
読み応えのある内容だと思います。

お店で読んだといってもじっくり読み込んだわけではなく、気に留まったところを拾い読みです。
そしてこういう形で表現してみました。

読み込めば考えさせられるところがいろいろありそうですね。

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