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BACさんの鞄 アーカイブ

2008年03月30日

BACさんの鞄

先週末、
「今日は復活祭だからおいでよ~」
と電話があったので、久しぶりに教会に行った。

そしたら、予期せぬ不意打ち(悪い意味ではなく、なんというか、想定外というか・・・)を受けて、あまり思い出したくないことを思い出して、ちょっと凹んだ。

思うところはあるのだけれど、あまりそれに囚われてもなるまい。

というわけで、今日も礼拝に参加して来た。

クリスマス会ぶりにコータを連れて行ったのだけれど、憶えていてくれたみたいだ。
「ちゃんと洗ってあげている?」
だって。

うーん、確かに。身も心もこまめに洗わないとね。
「今晩あたり、一緒にお風呂に入ろうか、コータ?」

odekakekota

「う~ん・・・」


その後、その足で西武にスーツを買いに行った。なにしろ、今着ているスーツは大学入学時のものなので、よれよれ。
選んだスーツは、黒に近い濃紺の生地に、やや紫がかった細いストライプの入ったもの。しゅっとしていて、気分も軽快だ。
店員さんも、ずいぶんコータのことを可愛がってくれた。コータにも一着くらいぴっと着せてあげたいなぁと思った。

ところで、BACのお気に入りのbag、実は四次元ポケットになっていて、いろいろなものが入っている。
その中身を紹介する「BACさんの鞄」シリーズを不定期で掲載しようと思うので、乞うご期待!

コータに是非とも服を着せてやって、という方も、鞄の中身が気になる人も、
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2008年07月29日

ハルカちゃん

先の土曜日、KJMくん(高校時代の友達)の娘の誕生祝のため、仲良しグループ「スマイルGの会」メンバー達で、住まいに押しかけてきた。

娘の名前はハルカちゃん。
チョイ悪(ゲーセン仲間ですから)な三十路男4人に囲まれても人見知りもしないハルカちゃんは、きっとすくすくと育ってくれるに違いないと思います^^

ところで、ハルカちゃんといえば・・・BACの職場の机の前には、特大の「井川遥」ポスターが貼られている(商品広告)。
これを見ると、BACはちょっと元気になる。

何故なら、知る人ぞ知る、BACにとって、遥ちゃんは思い出の人だから。

実は、BACが苦しい大学院生活を送っていた最後の1年間、卒業旅行にはフランスに行くぞと心にきめて、それを楽しみに毎週のテレビ講座でこそこそとお勉強していたのだけれど、そのときのアシスタントが遥ちゃんだったのだ。

そのとき録画したテレビ講座のビデオが今も手元にある。
お宝ものだ。

haruka

BACはめでたく卒業し、フランス旅行にも行くことができた。

そのとき買ったお土産のワインがいまも手元に一本残っている。

いつ誰とどんなときに開けるかは未定のまま。

 

ま、そんなことはどうでもよくて・・・

Félicitation, Haruka☆彡
Qu'est-ce qu'on va faire?

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2008年10月22日

le vin

master

2002年、卒業旅行で行ったフランスのお土産に買ってきたワイン。

"Volney"という村名ワインです(蔵元は"Domaines Bernard Delagrange")。

かの有名なロマネコンティの蔵も、わりと近くにあります。

BACがこのワインを買ったお店は、ボーヌというちいさな町の、このワイン蔵の直売所でした。
町を散歩していてたまたまみつけた、ちいさなお店です。

高校生くらいの女の子が、ひとりで店番をしていました。

予算(一本10から15ユーロ)を告げると、3種類の候補を出して、試飲させてくれました。

そのなかで、最もコクのあるものを選びました。
片言で「とても濃いね」と感想を伝えると、そうでしょう?というかんじで笑みを返してくれました。

あとで調べたら、この年のワインは準ヴィンテージものだったようです。
濃厚なせいか、底に澱がたくさんたまっていました。

支払いのためのトラベラーズチェックを出し、サインして渡すと、ちょっと戸惑っている様子。
漢字のサインなど、滅多に目にすることがなかったようです。
その戸惑いぶりが、なんだかとても印象に残っています。

3本までは免税だったので、リミットいっぱい買いました。
(持ち運びがつらかったです・・・)
そのうち2本は帰ってきてすぐに友達をあつめて飲んでしまいましたが、1本はここぞというときのためにとっておくことにしました。

 

そして、今年は2008年。1988年からめでたく20年が経ったところです。
再び調べてみたら、このワイン、やや飲み頃が過ぎかけているようです。ちょうど飲み頃にお店に出していたんですね。

大切な思い出の品ではあるけれど、駄目にしたくはなかったので、どうしようかと考えた末、salon des centのマスターにプレゼントすることにしました。

いつも、おいしい料理をいただいていますからね。

そこでマスターの誕生日、お店が閉まる頃に訪問。
めずらしく、コック帽をかぶって厨房にいました。

お店の後片付けをするマスターと記念撮影。

やっぱり、ワインはレストランが似合いの場所ですね。

salon de vin

2008.9.19 salon des cent にて

2008年11月29日

Geschichten vom lieben Gott

words

リルケ、大好きな詩人です。

作中、一人の詩人が、子供達に伝えたい神さまについての短いおはなしを13篇、身近な大人達に伝えていきます。
一つ一つは独立していて、どれもほのかな余韻を残すのですが、その個々の話をどういう状況とその流れで誰にどのように語ったか、そして、それが子供達にどのように伝わったか、というところで繋がっています。

昨年復刊したらしく、BACはちょっと前に購入したのですが、ゆっくりゆっくり読み進めていました。

"rent"を観てから数日後、手に取って開いた一篇は、偶然こんなお話でした。


語り部の詩人とその知人の慈善活動家が、森のほとりを通りかかった時、まだ幼い女の子が乞食に布施を差し出す場面に遭遇します。

少女の物腰は至極敬虔なものでしたが、かえって活動家は、そのような真心を受ける乞食に嫉妬を感じていました。その様子をつぶさに観た詩人は、今こそまさにあなたに伝えるべき昔の話がある、と切り出します。

 

われらを楽しませる青春の いかに美しくとも

たれがとどめえよう 青春は逃げ去り 悔いを残すのみ

されば 歓びは きょうに求めよ

定めない世の 明日知れぬゆえに

 

かつて、この詩を歌う人々は、ある性急さに襲われて、この今という一瞬になにかを築き上げるべく生きていました。
そんな人々のうちの一人の青年が、ある日、彼が恋心を抱く同胞の貴族で、少々気位の高い女性の鼻をあかしてやりたい気分にかられました。

その女性というは寺院の門前に並ぶ乞食達に、施しをすることを日課としていました。
そこで、その青年は、自分も乞食になりすまして施しを受け、その心根を見定めることを思いついたのです。

その日も、いつものように、女性は寺院の門までやってきました。

折しも、乞食たちの間で諍いがおころうとしていました。
というのも、乞食たちはその女性から受け取ることにある種の恍惚を感じているところがあって、新参者の闖入を疎ましく思っていたのです。

女性もまた、見知らぬ顔の存在に気づきました。
そしてひどく動揺しました。
これまで、顔見知りに施すことで安心を得ていた自分に気づき、また、この世に無数に存在するであろう乞食たちに想いを馳せてしまったからです。

女性は、つい青年の前は素通りして礼拝に臨みました。

動揺は礼拝の間も隠せませんでした。

止むにやまれず、女性は立ち上がりました。今しかないのだと。

再び門の前に戻り、乞食になりすました青年に、こう言葉をかけました。

「わたしはあなたのことを存じています。昔、わが家に飾りつけを施してくださった職人の息子さんですよね。お父様が忘れていったものがございます。」

それは口からでまかせでしたが、その言葉に素直にひきつれられ、ひざまずき、乞食の手に財布を握らせました。

しばらく女性はじっとしたまま、乞食が震えているのをひしひしと感じていましたが、やがて急いで寺院の中に逃げ帰りました。

その時束の間開けた扉から、賛美歌が流れてきました。

ボロを着た青年は、何を感じ思ったのでしょうか、そのまま地方に流れてゆき、貧しく暮らしたそうです。

 

 

"rent"の中でひときわ輝く人物。
路地裏で怪我をして倒れている見知らぬ人に声をかけて、こう名のります。

"I'm Angel"

与えるときも、与えるものがないときも、それに先立って、今という一瞬を愛として受け取っていればこそ。

乞食のなりをした青年の話は、こんなふうに続いたのかもしれませんね。