about "BAC"

come with me !

RSS feed etc.

偶然を廃棄せよ!

log in

Creative Commons License

« 伝えることの難しさ | メイン | 人の成長 »

うすっぺら



こういう映像って、NHKの番組でよく見る人もいると思うけれど、頭のいい研究者は細胞の中の様子をこれよりも詳細に再現できていると思う。

BACも論文を読んでは、ちょっとずつ精緻化できるように努力はしているのだけれど・・・コータが泳いでいたりするのが現状。
というか、構造生物学の知識と理解が弱いので3次元は無理で、今のところ2次元で頑張ってます・・・。

今日読んでいた論文は、これ。
以前関ったことのある研究テーマというものは、その後も気になるもので、ちょこちょこ追跡している。
この論文では、CaMKIIというかなり昔から研究されているタンパク質分子のメチオニン(タンパク質を構成するアミノ酸のひとつ)がアンギオテンシンというホルモンの働きによって酸化されると、細胞のアポトーシス(プログラム細胞死)を誘導する、というものだ。
抗酸化作用が体によいというのは、一般的に広く知られるところだけれど、その一例として重要な発見だと思う。

こういうささやかな知識というのは断片的なものだけれど、論文を読んで勉強になるのは、知識だけではない。学問の方法というものにも理解が深まってくる。
以前はテーマの周辺知識を増やすためや、実験方法を知るために読むことが多かったけれど、今は著者がどのような知見に基づいて仮説を立て、どうすればそれを検証できると考えたか、その道筋に注目するようにしている。

さて、なにがいいたいか。あまり脈絡のない結論だけれど・・・
学問で身を立てるのはそれなりに難しいけれど、その成果は今は誰でも知ることのできる世の中なんだなということ。
先にリンクした論文のデータベースはネットからアクセスできるし、大学の図書館も出入り自由だ。
「問い学ぶ」
いわゆる学問に限らず、それは楽しいことのはず。
知ることによってできるようになることがたくさんあるのだから。


BACのうすっぺらいけど楽しい知的生活を応援してくださる方は、
↓『ぽちっとな♪』をお願いしますね^^
blog ranking
一日一回限定で、ワンクリックにつき10ポイント加算です。
ランクが上がるとコータが喜びます♪

コメント (5)

K:

僕も,ストーリ立てを理解するのは,すごく大事だと思います.特に,生物学って膨大な量の知識の集合体で構成されていて,レビュー読んでも結局良く分からんことが多い気がする.
多分,白黒つけるのが難しいんでしょうかね?
ある人はこう言っているけど,別の人はこう言っていて結局どっちも正しそうみたいな.

そうなると,一連の研究の中でどういうスタンスでストーリー作っているのか意識して読まないと目先の結果だけ入ってきてちゃんと理解出来ない.

と,自戒の意味を込めてコメントさせて頂きます,

しかし,画像すごいですね.
こういうのでプレゼン出来たらすごく分かり易そう.

MIKO:

Rくん、よく勉強しているようですね。
 ガンやエイズのように、まだ克服できていない病気で苦しんでいる人は沢山いるので、基礎研究はとても大事ですよね。
 
 再生医療の山中教授のように、日本でも頑張って研究をしている人がいるのはとても心強いです。
 
 Rくんも頑張ってほしいです。

BAC:

Kくん
真実がよくわからない理由は、BACは次の2点にあると考えています。

ひとつは、生ものだから定常状態をつくるのが難しいということ。遺伝子の発現プロファイルがそのつど変わってしまいうるなかで実験せざるを得ない。仮にin vitroの実験で再現性のよい結果が出たとしても、それは特殊な条件での結果だし、その特殊性を明確に記述することもできないということ。

もうひとつは、遺伝子や細胞、生体の全体像が明らかではないということ。実際にブラックボックスも多いし、研究者が把握し切れていないということもある。だからある事実を観測することが出来たとしても、全体におけるその意味を評価しきれないということにあると思います。

だから、いろいろな視点を持つ研究者たちによって、膨大なデータを蓄積する中で、帰納的に答えを導く・・・理論物理のKくんにしてみると歯がゆいかもしれないけれど、それなりに真実は明らかになってきていると思います。

BAC:

MIKOさん
この世界、ホントに大変です。それなりに価値のある成果を挙げるには、たくさんの知識が必要だし、スピードも求められる。
BACに果たしていかほどのことができるやら・・・。

BACの浅はかな知識では、エイズはそれなりに発症を抑えられるようになっていると思います。問題は、それを受ける人たちがいる社会の経済的政治的な基盤のように思います。
癌は撲滅は不可能な気がしているけれど、科学的な免疫療法は近年著しく発達してきています。日本の医療制度は充実していて、多くの人がその恩恵に預かっているけれど、それもいつまでもつやら。

技術的な問題よりも、解決の難しい問題が横たわっているように感じます・・・。

K:

うーんむ,まあそうですね.

コメントを投稿