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ディスカッション(1)

BACは現在、仕事においては待機中の状態なのだけれど、同じ営業所に何人か同じ境遇の人がいる。
その人たちで集まって、定期的にディスカッションを行なうことになっている。

とはいうものの、BACは、ディスカッションとは何か、というきちんとした知識というか、理解がなかったので、ちょっと調べて整理してみることにした。

英語版のwikipediaでは、Debateの項目に直接リンクされていて、冒頭、このように書かれている。

Debate (American English) or debating (British English) is a formal method of interactive and position representational argument. Debate is a broader form of argument than logical argument, since it includes persuasion which appeals to the emotional responses of an audience, and rules enabling people to discuss and decide on differences, within a framework defining how they will interact.

訳;ディベートとは、一定の形式に則った、対話的かつ立場を表明する論述のこと。ディベートとは、論理学的論証よりも広義の論述である。というのも、 ディベートには、聴衆からの感情的な反応を促し同意を求めることが含まれるからである。また、対話の枠組みの中で、論述を行なったり立場を決めるという規則がある。

ここでいう狭義のargument(論証)とは、「『斯く斯くの理由により、云々である』 という形式の命題(を述べること)」と理解して良いと思う。

以下は、「論理トレーニング」 野矢茂樹/著から、要点を抜き出してみた。
(とてもよい本だと思います。新版はこちら。)

・論証の構造
斯く斯く    ; 根拠
↓            ;導出
云々       ;結論

※これは一番単純化した図式で、実際の議論とは、論証が複合的に織り込まれている。 

・論証の評価

  1. 根拠となる主張の適切さを吟味する
  2. 導出の適切さを吟味する
・根拠に関する命題のパターン
  1. 「意味規定」に関するもの
    例;「ブログとは、公開している日記といえる」
  2. 「事実認識」に関するもの
    例;「ブログは、世の中の諸々について、世人が偽りなく書き記すものである」
  3. 「価値評価」に関するもの
    例;「ブログを書くと、表現力が増す」

・導出のパターン

  • 言葉の意味に関る導出としての「演繹」
  • 事実に関する導出としての「推測」(帰納を含む)
  • 根拠に仮定を含む「間接論証」
  • 根拠に仮定を含まない「直接論証」
・反論のパターン
  • 内在的観点
    根拠や導出が適切であるかどうか、吟味する
  • 外在的観点
    異なる結論を導く論証を提出する

◎適切な演繹を除けば、ほとんどの場合、何らかの反論が可能である

例;「ブログとは公開している日記といえる。したがって、公開していなければ、ブログとはいえない。」という論証があったとき、根拠の部分(言葉の定義)を受け入れるならば、導出に関しては演繹として適切であるから、反論の余地はない。一方、公開とはなにを指しているのか、という点を追求することは可能だ。限定的に公開しているミクシーはブログといえるのか?など。

・導出を吟味する方法
→とりあえず、根拠の部分を受け入れて、導出に問題がないかどうか考えてみる。

例;「ブログは、世の中の諸々について、世人が偽りなく書き記すものである。したがって、ブログを分析することによって、世相を知ることができる。」という論証があったとする。とりあえず根拠の部分を受け入れて、導かれている結論が適切であるかどうかを考えてみる。この場合、書いている人の絶対数が少なかったり、書いている人のタイプに偏りがあれば、必ずしも結論は(すなわち導出は)正しくない。言い換えれば、根拠の条件が不十分と言える。したがって、この結論を断定はできないが、可能性としてはありえる。
(根拠に対する反論も可能だが、省略)

・価値評価に関する論証(言葉の意味に価値を含む場合なども含めて)は、価値は絶対的なものではないので、いろいろな角度から反論が可能である。

例;「ブログを書くことによって、表現力が豊かになる。したがって、人生も豊かになる。」という論証に対しての反論。
<内在的観点>
ただ書けばよいというものではない。内容にもよるし、単に美辞麗句を並べることは、表現力が豊かになることとは違う。そこを誤れば、そのような結論は導かれない。
<外在的観点>
ブログに割く時間はもっと本業に勤しむべきである。本業こそが人生を豊かにするのだから。つまり、ブログを書くことによっては人生は豊かにならない。

以上、本からの要約。
例の部分は、BACによる立論なので、不適切なところがあるかもしれません。そのときはご指摘願います。

つづく

あらためて、放言ではないきちんとした論考をブログで書いている人には、頭が下がります。
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