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デカルト

今日は、会社にちょっとだけ行って一作業した後、散歩がてら
本屋に立ち寄り、数冊の文庫本を買った。
そして夕方から近くの洋食屋さん「SALON DES CENT」に入り浸って、
読書に勤しんだ。
salondescent.JPG

「方法序説」デカルト/著

小難しい哲学書かと思いきや、とても平易に書かれた思索の書である。
何が書かれているか。
タイトルにある「方法」とは、本書によると、「理性を正しく導き、学問に
おいて真理を探究するための方法」である。

有名な「われ思う、ゆえにわれあり」という言葉も本書の中に登場する。
この命題は、自らの存在をも疑う懐疑論者に打ち込まれた楔であり、
存在論の文脈の中で登場している。しかしそれは本書のほんの一部で
あり、本の全体を通して表現されていることは、学問的方法の基本的な
考え方、ひいては、理知的に思索し、理知的に生きるための方法の提示
である。知恵にあふれる考え方のエッセンスが随所にあり、読書好きで
あれば誰でも楽しめるであろう一冊だ。

読書しながら、アルバイトの大学生の男の子と雑談したのだけれど、
彼が言うには、「『お厚いのがお好き?』というテレビ番組でも紹介されて
いて、自分もすこし興味があります」とのこと。
決して難しい本ではないのだ。

少し紹介しよう。

このようにわたしの目的は、自分の理性を正しく導くために従うべき万人向けの方法をここで教えることではなく、どのように自分の理性を導こうと努力したかを見せるだけなのである。教えを授けることに携わる者は、教える相手よりも自分の知性がまさると見るのが当然だ。どんなに小さな点においても誤るところがあれば、その点で非難されることになる。けれども、この書は一つの話として、あるいは、一つの寓話といってもよいが、そういうものとしてだけお見せするのであり、そこには真似てよい手本とともに、従わないほうがよい例も数多くみられるだろう。そのようにお見せしてわたしが期待するのは、この書がだれにも無害で、しかも人によっては有益であり、またすべての人がわたしのこの率直さをよしとしてくれることである。

私がこのブログを書くのも、そのような意図があると思ってもらえると嬉しい。