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饒舌な祖母

先日、祖母のうちに行ってきた。
そして、春に亡くなった祖父の魂を呼ぶ、迎え火を焚いた。

うちは祖父が本家から離れた人間だから、お盆の行事は実は
初めてだ。
(母方は祖父母とも亡くなっているのだけれど、そこは母方だから
なのか、これまで盆だからどうというわけでもなかった)

儀式を行ってみて、「死」について想いを巡らすことはやはり大事かも
しれないと思った。

というのも、この日、祖母が珍しく饒舌だったのだ。
これまで、昔話をするのは決まって祖父で、いつも祖母は祖父が話す
のを適当に聞き流して、「昔と今じゃ、時代がちがうんだから・・・」などと
相槌を打っていた。ところがこの日は、祖母が戦時中、志願して看護婦と
なり、勤務中にいろいろな死を目の当たりにしてきたことを、事細かに語る
のだ。

母は笑いながらこんな風に受け答えする。
「お国のために働こうと志願したのね」

父は無言のままだ。日教組の思想の中にある父にとって、有り得ない考え
方だからだろうか。

私自身も、「○○のために」という生き方など求めるべきではないと考えて
いて、いい年して結婚もせず、のらりくらり(!?)と働いている。

しかし、たかだか60数年前までは、国のために働いて命を落とすことが、
日常としてあったのだ。
戦前と戦後、何が変わって、今があるのだろうか。それとも、実はたいして
変わらないのだろうか。
なんとか見極めたいとは思うけれど、戦前の世の中に流れていた歴史の
渦も思想も色褪せていく一方だ。

私は黙ってじっと耳を傾けていた。ただただ、情景を想像しながら。


今日は終戦記念日。素直に哀悼の念を抱いていたいですね。

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