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最高の塔の歌

あらゆるものに縛られた

哀れ空しい青春よ、

気むずかしさが原因で

僕は一生をふいにした。


心と心が熱し合う

時世はついに来ぬものか!


僕は自分に告げました、忘れよう

そして逢わずにいるとしよう

無上の歓喜の予約なぞ

あらずもがなよ、なくもがな。


ひたすらに行いすます世捨てびと

その精進を忘れまい。


聖母マリアのお姿以外

あこがれ知らぬつつましい

かくも哀れな魂の

やもめぐらしの憂さつらさ。


童貞女マリアに

願をかけようか?


僕は我慢に我慢した。

おかげで一生忘れない。

怖れもそして苦しみも

天空高く舞い去った。


ところが悪い渇望が

僕の血管を暗くした。


ほったらかしの

牧の草

生えて育って花が咲く

よいもわるいも同じ草。


すごいうなりを立てながら

きたない蝿めが寄りたかる。


あらゆるものに縛られた

哀れ悲しい青春よ、

気むずかしさが原因で

僕は一生をふいにした。


心と心が熱し合う

時世はついに来ぬものか!


ランボー詩集/新潮文庫 より

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