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沖縄と広島

ここ数日岡本太郎が心の中で浮上していたのと、
会社の同僚が転職して3月より沖縄に行くことに
なったのとで、1冊の本が目に留り購入した。

「沖縄文化論ー忘れられた日本」 岡本太郎/著 中央公論新社

昨今、癒しだかなんだかのノリで沖縄ブームになって
いるようだ。でも、あまりに軽々しくそのようなブームに
乗るのは少々考え物だ。
戦中戦後と軽くは語りつくせぬであろう歴史の波に
飲まれてきた土地のことを、訪れる前に少しは真剣に
考えてみるべきだろうと思う。

そのようなことを、
「夕凪の街 桜の国」 こうの史代/著 双葉社
を読んで思った。

ちなみにこの本はヒロシマを扱った漫画なのだが、
原爆の直接的な悲惨さではなく、現代の広島でごく
普通に日常生活を送る人たちの心の裏側に刻まれた
傷跡を、極力激情を排して叙情的に描いている。
しかしながら、その描写が心に訴える力は絶大だ。
目に見えぬ形で人を殺すものの正体が何であるかを
まざまざと見せ付けられ、おもわず息をころしてしまう。
そのような作品だ。

ぜひとも一読をオススメする。